マネーフォワード クラウド確定申告は、無料登録だけでも一部機能は使えますが、個人事業主が事業所得の確定申告書(青色申告決算書)を作成・出力するには有料プランが必要です。無料のままでは申告書のPDF出力やe-Tax用データの書き出しができません。
この記事の結論(30秒で読める)
- 無料登録で使えるのは「一部機能のお試し」と、所得控除・雑所得など簡易な申告まで
- 事業所得の確定申告書・青色決算書のPDF出力/e-Tax提出は有料プラン限定
- 全機能を無料で試すなら「パーソナルプラン1ヶ月無料トライアル」(期間限定)
- 本当に費用0円で申告まで終えたいなら、初年度0円のやよいの青色申告オンラインが現実的
私は2025年に独立したフリーランスで、会計ソフトはfreeeとマネーフォワードを両方触ってきました。「無料で確定申告できる」とうたうソフトは多いんですが、“どこまで無料か”の線引きがプランによって全然違うんですよね。この記事では、マネーフォワードの無料版で個人事業主がどこまでできて、どこからお金がかかるのかを、料金とあわせて正直に整理します。
マネーフォワードは無料で確定申告できる?
無料登録で「会計データの入力」や所得控除・雑所得の申告まではできますが、事業所得の確定申告書・青色決算書をPDFやe-Taxで出力するには有料プランが必要です。事業をしている個人事業主は、実質的に無料だけでは申告を完了できません。
マネーフォワード クラウド確定申告は、メールアドレス登録だけで無料から始められます。日々の取引入力や銀行・カード連携といった会計データの蓄積は無料の範囲でも体験できます。ただし、申告の「出口」にあたる書類の出力が有料というのがポイントです。
| 項目 | 無料登録 | 有料プラン |
|---|---|---|
| 取引入力・銀行/カード連携 | ○(一部制限) | ○ |
| 所得控除・雑所得の申告 | ○ | ○ |
| 事業所得の確定申告書 作成プレビュー | △ | ○ |
| 申告書・青色決算書のPDF出力 | ✕ | ○ |
| e-Tax(電子申告)データ出力 | ✕ | ○ |
つまり「副業の雑所得だけ」「給与+控除だけ」のシンプルな申告なら無料でも完結する可能性がありますが、開業届を出して事業所得で青色申告する人は、出力の段階で有料プランが必要になる、という整理です。
無料版の制限と「1ヶ月無料トライアル」の違い
マネーフォワードには、紛らわしいですが2種類の「無料」があります。ここを混同すると損をします。
- 無料登録(ずっと無料):機能制限あり。事業所得の申告書出力は不可。
- パーソナルプラン1ヶ月無料トライアル:期間限定で有料プランの全機能を試せる。申告書の出力も可能だが、1ヶ月を過ぎると課金。
確定申告の時期に「無料トライアルで申告書を作って出力し、期間内に提出する」という使い方は理屈上は可能ですが、トライアル期間の管理や自動更新の解約を忘れると課金されます。私の感覚では、毎年使うなら素直に有料プランにしたほうが安心です。
マネーフォワード有料プランの料金(2026年)
個人向けは月900円〜(年払い)。青色申告65万円控除とインボイスに対応するのは「パーソナルプラン」(年15,360円)です。
| プラン | 年額(年払い) | 主な対象 |
|---|---|---|
| パーソナルミニ | 10,800円 | 白色・シンプルな申告 |
| パーソナル | 15,360円 | 青色65万円控除・インボイス対応 |
料金は2026年6月時点・税込目安です。最新の金額やキャンペーンは公式の料金ページもあわせてご確認ください。会計ソフトは毎年使うものなので、月額の安さより「自分の申告区分(青色65万控除を狙うか)に対応しているか」で選ぶのが失敗しないコツです。
それでも費用0円で確定申告したいなら?
「とにかく今年は1円もかけずに申告まで終えたい」という人もいますよね。正直に言うと、主要な会計ソフトで”無料のまま事業所得の申告書まで出力できる”ものはほとんどありません。freeeも無料プランでは申告書を作成できません(freeeの無料プランの制限はこちら)。
その中で唯一現実的なのが、やよいの青色申告オンラインのセルフプランです。初年度0円のキャンペーンで、消費税申告・所得税の確定申告・インボイス対応・e-Taxまで、全機能を費用0円で使えます(通常は年12,980円税込)。「初年度だけ無料で乗り切りたい」「来年から考える」という人には、無料で申告書の出力まで届く数少ない選択肢です。
初年度0円で申告まで終えたいなら「やよいの青色申告オンライン」
セルフプランは初年度0円。確定申告書の作成・e-Tax提出まで全機能が使えます(通常 年12,980円税込・2026年6月時点)。まず無料で1年やってみたい個人事業主向け。
マネーフォワードを「有料でも選ぶ価値がある人」
無料では申告まで完結しないものの、マネーフォワードが向いている人もいます。私が両方使って感じた、マネーフォワードを選ぶ価値があるケースはこの3つです。
- 銀行・カードの自動連携を重視する人:対応金融機関が多く、明細の取り込みが得意
- 簿記の知識が多少ある人:仕訳ベースの画面で、会計を理解しながら使える
- 将来法人化も視野に入れる人:同じシリーズで法人向けに移行しやすい
逆に「簿記がまったく分からない」「質問に答えるだけで申告書を作りたい」人は、freeeのほうが迷いにくい傾向があります。料金や使い勝手の比較はfreee vs マネーフォワードの比較記事でまとめています。
まとめ:無料の範囲を理解して、自分に合うソフトを選ぶ
マネーフォワードは無料登録でも会計データの入力までは試せますが、個人事業主が事業所得の確定申告書を出力するには有料プラン(パーソナル 年15,360円)が必要です。費用0円で申告まで終えたいなら、初年度0円のやよいの青色申告オンラインが現実的な選択肢になります。まずは「自分が無料でどこまでやりたいのか」を決めてから選ぶと、ムダな課金を避けられます。
迷ったら:初年度0円のやよいで1年試す
セルフプラン初年度0円。費用をかけずに確定申告まで体験してから、来年以降を判断できます(通常 年12,980円税込・2026年6月時点)。
よくある質問
Q1. マネーフォワードの無料登録だけで確定申告書は作れますか?
事業所得の確定申告書・青色決算書のPDF出力やe-Tax用データの書き出しは有料プラン限定です。無料登録では作成・出力まで完結できません。所得控除や雑所得など簡易な申告は無料の範囲でできる場合があります。
Q2. パーソナルプランの1ヶ月無料トライアルで申告すれば0円で済みますか?
トライアル期間内なら全機能を使えるため申告書の出力も可能ですが、1ヶ月を過ぎると自動で課金されます。解約忘れに注意が必要で、毎年使うなら有料プラン契約のほうが安心です。
Q3. マネーフォワードの個人向け料金はいくらですか?
2026年6月時点で、パーソナルミニが年10,800円、青色65万円控除とインボイスに対応するパーソナルが年15,360円(いずれも年払い)です。最新の金額は公式の料金ページをご確認ください。
Q4. 無料で確定申告まで終えられる会計ソフトはありますか?
freeeもマネーフォワードも無料のままでは事業所得の申告書を出力できません。やよいの青色申告オンラインのセルフプランが初年度0円で、確定申告書の作成・e-Tax提出まで全機能を使える数少ない選択肢です。
Q5. マネーフォワードとfreeeはどちらが個人事業主に向いていますか?
簿記の知識があり自動連携を重視するならマネーフォワード、簿記が苦手で質問に答えるだけで申告書を作りたいならfreeeが向いています。使い勝手や料金は比較記事で詳しく解説しています。
