私は2025年9月に会社員を辞めてフリーランスとして独立しましたが、実はその前に数年間、会社員をしながら副業フリーランスとして活動していました。
「いきなり独立」って怖くないですか。私は怖かったです。だから、まず副業という形でフリーランスの仕事を始めて、収入の柱をもう一本作ってから独立しました。
この記事では、会社員をしながら副業フリーランスを始めた実体験をベースに、具体的なステップと注意点を書いていきます。
副業フリーランスとは
副業フリーランスとは、会社員として本業の収入を得ながら、個人事業主として別の仕事をする働き方です。
「フリーランス=会社を辞めた人」というイメージがあるかもしれませんが、実際には兼業でやっている人はかなり多いんですよね。会社員の安定した収入を確保しつつ、自分のスキルで稼ぐ経験を積めるのが最大のメリットです。
副業フリーランスを始めるまでにやった5つのステップ
ステップ1: 会社の就業規則を確認する
まず最初にやったのは、勤務先の就業規則の確認です。副業禁止の会社でこっそりやるのはリスクが高すぎます。
私の場合、就業規則には「許可制」と書いてありました。上長に相談して許可を得てから始めたので、後ろめたさなく活動できました。2018年に厚労省のモデル就業規則が副業容認に変わってから、許可制や届出制の会社が増えているので、まずは確認してみてください。
ステップ2: 自分のスキルを棚卸しする
「何で稼ぐか」を決めるために、自分のスキルを棚卸ししました。私の場合はエンジニアとしてのWeb制作スキルがあったので、それを軸にしました。
ポイントは「本業で培ったスキルをそのまま使える分野」を選ぶこと。まったく新しい分野で副業を始めると、スキル不足で単価が上がらず、消耗するだけになりがちです。
ステップ3: 開業届を出す
副業で継続的に収入を得るなら、開業届を出して個人事業主になることをおすすめします。私はfreeeの開業届作成機能を使って、10分くらいで書類を作りました。
開業届を出すメリットは、青色申告ができるようになること。最大65万円の控除が受けられるので、税金面でかなり有利になります。
ステップ4: 事業用の銀行口座とクレジットカードを作る
これは地味だけどめちゃくちゃ大事です。プライベートと事業のお金を混ぜると、確定申告のときに地獄を見ます。
私は楽天銀行で事業用口座を開設し、事業用のクレジットカードも1枚作りました。会計ソフトと連携しておけば、仕訳がほぼ自動化できるので、あとが本当にラクになります。
ステップ5: 小さく始める
いきなり大きな案件を取りにいかず、小さな仕事から始めました。最初はクラウドソーシングで実績を作り、徐々に直接契約のクライアントを増やしていった感じです。
副業なので、本業に支障が出ない範囲でコントロールすることが大事です。最初の半年は月5万円くらいの収入でしたが、それでも「自分の力で稼げた」という経験は自信になりました。
副業フリーランスのメリット
- 収入源が2つになる安心感:本業の給料があるので、副業で多少失敗しても生活には影響しない
- 独立の予行練習になる:クライアントとのやり取り、見積もり、請求書発行など、フリーランスの実務を経験できる
- スキルアップにつながる:本業では触れない技術や業界の仕事ができる
副業フリーランスのデメリット
- 時間管理が大変:平日夜と休日が作業時間になるので、体力的にきつい時期がある
- 本業との切り替えが難しい:疲れた状態で副業の作業をすると、クオリティが下がる
- 社会保険の二重加入にならない:副業が個人事業なら、社会保険は本業の会社のものだけ。ここは意外と知られていない
注意点
確定申告は必須
副業の所得(売上−経費)が年間20万円を超えたら、確定申告が必要です。会社の年末調整だけでは済まなくなります。
会計ソフトを使えばそこまで難しくないので、早めに導入しておくのが吉です。freeeとマネーフォワードの比較はこちらの記事にまとめています。
会社バレ対策
副業が会社にバレるルートの多くは「住民税」です。副業の所得が増えると、住民税の額が変わるので、経理担当者に気づかれることがあります。
対策としては、確定申告の際に住民税の徴収方法を「自分で納付(普通徴収)」に変更すること。これで副業分の住民税は自分宛に届くようになります。ただし、自治体によっては対応していない場合もあるので、事前に確認しておいてください。
まとめ
副業フリーランスは、「いきなり独立」のリスクを減らしつつ、フリーランスとしての経験を積める最強の働き方だと思っています。
私自身、副業時代の経験があったからこそ、独立後もスムーズに仕事を回せています。就業規則の確認、開業届の提出、事業用口座の準備、小さく始める。この順番でやれば、大きく失敗することはないはずです。
まずは自分のスキルで月1万円を稼ぐところから。それが最初の一歩になります。

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