やよいの青色申告オンラインは、マイナンバーカードがなくても確定申告できます。ただし方法は「ID・パスワード方式」か「印刷して郵送・持参」の2つに絞られ、しかも2025年10月にID・パスワードの新規発行が止まったので、選択肢は年々狭くなっているんですよね。
この記事の結論(30秒で読める)
- マイナカードなしでもできる:やよいで作った申告書を「ID・パスワード方式」で送信、または印刷して郵送・税務署持参
- 2025年10月に新規発行停止:ID・パスワードは既に持っている人だけ利用可。これから始める人は郵送か、マイナカード取得が現実的
- 一番ラクなのはマイナカード+スマホ:「弥生 電子署名」アプリでかざすだけ。カードを作れるなら作った方が毎年ラク
やよいの青色申告はマイナンバーカードなしで確定申告できる?
できます。やよいの青色申告オンラインは申告書の作成そのものにマイナンバーカードを必要としません。カードが関係するのは「作った申告書をどう提出するか」の最後の一手だけ、という理解で大丈夫です。
整理すると、確定申告は「①帳簿づけ・申告書作成 → ②提出」の2段階です。やよいが担うのは①で、ここはマイナカード不要。カードが要るかどうかは②の提出方法しだいなんですよね。提出には大きく3ルートあります。
| 提出方法 | マイナカード | 特徴 |
|---|---|---|
| e-Tax(ID・パスワード方式) | 不要 | 2025年10月に新規発行停止。既存者のみ |
| e-Tax(マイナンバーカード方式) | 必要 | スマホでかざすだけ。青色65万円控除の条件 |
| 印刷して郵送・持参 | 不要 | 誰でも可。ただし青色は控除が55万円に下がる |
つまり「マイナカードなし」で選べるのは、上の表の1番目か3番目です。順番に見ていきます。
マイナカードなしの申告方法は2つ(ID・パス方式/郵送)
マイナンバーカードを使わずに提出する道は、e-Taxの「ID・パスワード方式」と、紙に印刷して郵送・持参する方法の2つです。どちらも一長一短があります。
① ID・パスワード方式(2025年10月に新規発行停止)
ID・パスワード方式は、税務署で発行された「利用者識別番号」と暗証番号でe-Taxにログインし、マイナカードなしで電子送信する仕組みです。カードもICカードリーダーも要らないので、以前は一番手軽な選択肢でした。
ただ、ここが2026年の注意点なんですよね。2025年10月1日からID・パスワードの新規発行が停止されました。すでに届出済みの人は引き続き使えますが、これから初めて確定申告する人は、この方式を新たに取得できません。「マイナカードなしでe-Taxできる」という古い情報を鵜呑みにすると、いざ準備という段階で詰まります。
なお、カードそのものは不要でも、申告書にはマイナンバー(12桁の番号)の記載自体は必要です。番号は通知カードや個人番号通知書、住民票の写しで確認しておきましょう。
② 印刷して郵送・税務署に持参する
もっとも確実で、誰でも使えるのがこの方法です。やよいの青色申告オンラインで申告書を作り、PDFを印刷して所轄の税務署へ郵送するか、窓口に持参します。ネット環境やカードに一切依存しないので、機械が苦手な人でも詰みません。
デメリットは1つだけ。青色申告特別控除が65万円ではなく55万円になります。65万円控除はe-Tax送信(または電子帳簿保存)が条件なので、紙提出だと10万円分の控除を取りこぼすんですよね。所得税・住民税あわせて年1〜2万円ほどの差になることもあるので、そこだけは天秤にかけたいところです。
マイナカードがあればスマホで完結できる(弥生 電子署名アプリ)
逆に、マイナンバーカードを持っているなら、やよいはスマホだけでe-Tax送信まで完結します。ICカードリーダーを買う必要はありません。
流れはシンプルで、パソコンやブラウザで「確定申告e-Taxオンライン」を起動 → 送信画面に出る2次元コードを「弥生 電子署名」アプリで読み取り → スマホにマイナカードをかざして電子署名 → 送信完了、という3ステップです。私も一度やってみましたが、カードをかざす時間は数秒で、拍子抜けするくらい早く終わりました。65万円控除もこの方法なら満たせます。
ちなみに帳簿づけ自体はパソコンのブラウザで進めるのが基本です。freeeのように「レシート撮影から申告まで全部スマホ」というフルスマホ完結を求めるなら、そちらの方が一枚上手。この違いはfreeeはスマホだけで確定申告できる?で比較しています。
提出方法で迷うなら、まず無料で申告書を作ってみる
やよいの青色申告オンラインは初年度が無料。マイナカードの有無に関わらず申告書はここまで作れるので、「作ってから郵送か電子か決める」で問題ありません。白色申告ならずっと無料で使えます。
結局どの方法がラク?状況別の選び方
マイナカードの有無と、控除をどこまで取りたいかで選ぶのが現実的です。3パターンに分けると迷いません。
- すでにID・パスワードを持っている人 → そのままe-Tax送信でOK。65万円控除も取れて手間も最小
- カードもID・パスワードもない人 → 今年は印刷して郵送(控除55万円)。来年に向けてマイナカードを申請しておくと、翌年からスマホ送信で65万円に戻せます
- 控除を1円も落としたくない人 → マイナカードを取得してスマホ電子署名。作成の手間はほぼ変わらず、控除だけ10万円分得します
私の考えでは、独立して数年続ける前提なら早めにマイナカードを作ってしまうのがトータルでラクです。毎年の65万円控除は積み上がると大きいですし、一度作れば以降はかざすだけなので。今年だけ間に合わない、という場合は割り切って郵送でも全く問題ありません。
マイナンバーカードなし確定申告のよくある質問
Q1. マイナンバーカードなしだと青色65万円控除は受けられない?
ID・パスワード方式でe-Tax送信すれば、マイナカードなしでも65万円控除を受けられます。紙に印刷して郵送・持参する場合のみ、控除は55万円に下がります。
Q2. ID・パスワード方式は今からでも取得できる?
2025年10月1日で新規発行が停止されたため、新たには取得できません。すでに届出済みの人だけが引き続き利用できます。これから始める人は郵送か、マイナカード取得が選択肢です。
Q3. カードがなくても申告書にマイナンバーの記載は必要?
必要です。カード本体は不要でも12桁の番号は記載します。通知カードや個人番号通知書、マイナンバー入りの住民票の写しで事前に確認しておきましょう。
Q4. やよいはスマホだけで確定申告まで完結する?
e-Taxの電子署名はスマホの「弥生 電子署名」アプリで完結しますが、帳簿づけはパソコンのブラウザで進めるのが基本です。レシート撮影から申告まで全てスマホで完結したい場合はfreeeが向いています。
Q5. 事業所得は国税庁のスマホ申告コーナーで作れる?
国税庁の確定申告書等作成コーナーは、事業所得のスマホ作成に対応していません。個人事業主がスマホ中心で進めたい場合は、やよいなどの会計ソフトを使うのが現実的です。
まとめ|やよいはマイナカードなしでも申告できる
やよいの青色申告オンラインは、マイナンバーカードがなくても確定申告できます。方法は「ID・パスワード方式(2025年10月で新規停止・既存者のみ)」か「印刷して郵送・持参(控除は55万円)」の2択。カードがあればスマホの電子署名でe-Tax完結し、65万円控除も取れます。
申告書の作成自体はどの提出方法でも共通で、やよいなら初年度無料で作れます。まず作ってしまって、提出方法は後から決める——これが一番ラクな進め方なんですよね。
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