マイナンバーカードなしで、freeeを使ってスマホだけで確定申告を完結させることは、2026年提出分では原則できません。スマホでの完全電子申告にはマイナンバーカードが必須で、代わりだったID・パスワード方式も2025年10月1日に新規発行が停止したからです。ただし、freeeで書類を作って郵送・持参する方法なら問題なく申告できます。
この記事の結論(30秒で読める)
- スマホだけの完全電子申告(e-Tax) → マイナンバーカードが必須。無いと不可
- ID・パスワード方式 → 2025年10月1日で新規発行停止。すでに持っている人だけ2026年も使える
- カードが無い現実的な方法 → freeeで書類を作成し、印刷して郵送・税務署へ持参(申告そのものは問題なくできる)
そもそもマイナンバーカードなしで、スマホ確定申告はできる?
結論から言うと、スマホだけで完結する「完全電子申告」はマイナンバーカードが必須です。カードが無い場合でも、freeeで作った書類を郵送・持参すれば申告自体はできます。
確定申告の「作成」と「提出」は別の工程なんですよね。ここがごちゃ混ぜになると「カードが無いから確定申告できない」と勘違いしがちです。整理するとこうなります。
| 工程 | マイナンバーカードなしで可能か |
|---|---|
| freeeで確定申告書・決算書を作成する | ◎ 問題なくできる(カード不要) |
| スマホからe-Taxで電子提出する | × 原則不可(カード or 有効なID・パスワードが必要) |
| 印刷して郵送・税務署へ持参する | ◎ できる(従来どおり) |
つまり「マイナンバーカードが無い=提出方法が電子以外になる」だけで、申告できなくなるわけではないんです。
2025年10月にID・パスワード方式が新規停止|2026年はどう変わった?
これまでマイナンバーカードが無い人の受け皿だった「ID・パスワード方式」は、2025年10月1日に新規発行が停止されました。すでに取得済みの人は2026年の申告でも使えます。
ID・パスワード方式というのは、税務署で本人確認をして発行してもらうIDとパスワードで、マイナンバーカードやカードリーダーがなくてもe-Tax送信ができる仕組みでした。これが新規発行停止になったのが2026年提出分の一番大きな変化なんですよね。
- すでにID・パスワードを持っている人:2026年もそのままe-Tax送信に使える
- これから取得したい人:新規発行は停止。マイナンバーカードを作るか、郵送・持参に切り替える
「マイナンバーカードなしでもスマホで確定申告できる」と書かれた記事の多くは、このID・パスワード方式が使えた前提の古い情報です。2026年提出分では前提が変わっているので注意してください。
freeeでマイナンバーカードなしの場合、提出方法は3つ
freeeでマイナンバーカードなしの人が取れる選択肢は、大きく3つです。スマホ完結にこだわるならカード作成が本命、急ぎなら郵送が現実的です。
① マイナンバーカードを作る(スマホ完結したい人の本命)
スマホだけで作成から提出まで終わらせたいなら、これが唯一の正攻法です。今のスマホはICカード読み取りに対応している機種が多く、freeeアプリからマイナンバーカードを読み取ってそのままe-Tax送信できます。カードの発行には申請から1か月程度かかるので、申告期限から逆算して早めに動くのがポイントです。
② ID・パスワード方式(すでに持っている人だけ)
過去に税務署でID・パスワード方式を取得済みなら、2026年もe-Tax送信に使えます。ただしfreeeの場合、マイナンバーカードやカードリーダーを持たないID・パスワード方式の人は、freeeから直接e-Taxソフトでの提出ができない仕様なんですよね。この場合はfreeeで決算書・申告書を作ったうえで、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」に転記して送信する形になります。
③ freeeで作成して郵送・税務署へ持参(一番手堅い)
カードもID・パスワードも無い人は、これが一番確実です。freeeで確定申告書と青色申告決算書を作り、提出方法を「税務署で提出」または「郵送」に切り替えて印刷するだけ。あとは管轄の税務署へ郵送するか、窓口に持っていけば完了します。電子申告ではないので青色申告特別控除は最大55万円まで(65万円は電子申告 or 電子帳簿保存が条件)になる点だけ覚えておいてください。
書類作成だけでもfreeeに任せると迷わない
マイナンバーカードの有無にかかわらず、確定申告書と青色申告決算書の「作成」は質問に答えるだけで完成します。提出方法(e-Tax/郵送/持参)は作成後に選べるので、カードが無くても作業を止めずに進められます。無料で試せます。
結局どうすべき?カードなしの人のケース別の選び方
時間に余裕があるならカード作成、期限が近いなら郵送、が基本方針です。控除額と手間のバランスで選びましょう。
| あなたの状況 | おすすめの方法 |
|---|---|
| スマホだけで完結したい・来年以降も電子申告したい | ① マイナンバーカードを作る(65万円控除も狙える) |
| ID・パスワードを取得済み | ② 作成コーナー経由で電子送信 |
| 期限が近い・とにかく今年を乗り切りたい | ③ freeeで作成して郵送・持参 |
個人的には、来年もフリーランスを続けるなら早めにマイナンバーカードを作ってしまうのが一番ラクだと思います。一度作れば毎年スマホで完結できて、65万円控除も取りやすくなるので、初年度だけ郵送で乗り切って翌年から電子、という流れでもいいじゃないですか。
freeeとマイナンバーカードなし確定申告のよくある質問
Q1. マイナンバーカードが無いと確定申告そのものができない?
いいえ、できます。カードが無いと「スマホからの電子申告」ができないだけで、freeeで書類を作って郵送・持参すれば申告は問題なく完了します。
Q2. ID・パスワード方式は2026年も使える?
すでに取得済みの人は2026年も使えます。ただし2025年10月1日で新規発行は停止されたため、これから取得することはできません。
Q3. freeeからID・パスワード方式で直接e-Tax送信できる?
できません。マイナンバーカードやカードリーダーを持たないID・パスワード方式の場合、freeeで作成した決算書をもとに国税庁の確定申告書等作成コーナーから送信する形になります。
Q4. 郵送で提出すると青色申告特別控除はいくら?
郵送・持参の紙提出は最大55万円までです。65万円控除を受けるにはe-Taxでの電子申告か電子帳簿保存が条件になります。
Q5. マイナンバーカードの発行はどれくらいかかる?
申請から受け取りまで通常1か月程度かかります。申告期限に間に合わせたい場合は逆算して早めに申請しておくのが安全です。
提出方法で迷う前に、まず書類を完成させる
freeeなら質問に答えるだけで確定申告書が完成し、e-Tax・郵送・持参のどれを選ぶかは最後に決められます。カードの準備を待っている間も作成は進められるので、期限直前で慌てずに済みます。
まとめ|カードが無くてもfreeeで申告はできる
- スマホだけの完全電子申告はマイナンバーカードが必須
- ID・パスワード方式は2025年10月で新規停止・既存者のみ2026年も利用可
- カードが無いならfreeeで作成して郵送・持参が現実的(申告自体は問題なくできる)
- 来年も続けるなら早めにカードを作ると毎年スマホ完結+65万円控除が狙える
