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フリーランス年金の増やし方 iDeCo・付加・基金の比較表

2026 5/14
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体験談
2026年5月14日

フリーランスの年金、結論からいうと「国民年金+付加年金+iDeCo」の3階建てがほぼ最適解です。会社員時代の厚生年金がなくなる代わりに、自分で老後資金を積み上げる仕組みが必要なんですよね。私自身、2025年に独立して最初にやったのが付加年金とiDeCoの加入。月400円〜の付加年金と全額所得控除のiDeCoで、年金収入とトータルの節税の両方を狙えるのが大きいです。

この記事の結論(30秒で読める)

  • 全員やるべき:付加年金(月400円・回収2年・申し込み3分)
  • 節税重視:iDeCo(月5,000円〜68,000円・全額所得控除・運用益非課税)
  • iDeCo代わり:国民年金基金(運用しない安定型・iDeCoと併用は月68,000円の枠を共有)
  • 年金とは別枠:小規模企業共済(廃業時に共済金・全額所得控除)
目次

そもそも、なぜ国民年金だけだと不安なのか?

会社員は3階建て、フリーランスは1階建てだから。会社員は国民年金(1階)+厚生年金(2階)+企業年金(3階)の3階建てで老後を支える設計ですが、フリーランスは国民年金(月17,510円・2026年度)だけ。これだけだと将来の受給額が月7万円前後と試算され、生活費としてかなり厳しいんですよね。

そこで、フリーランスは自分で「2階」「3階」を作る必要があります。それが付加年金・iDeCo・国民年金基金・小規模企業共済の4つです。組み合わせを間違えると上限枠で損するので、それぞれの違いを整理しておきましょう。

4つの年金制度を比較する早見表(2026年5月時点)

主要4制度の比較を一覧にしました。「節税効果」「途中解約」「運用リスク」の3軸で見るのがコツです。

制度 月額の目安 節税効果 引き出し 運用 向いている人
付加年金400円小(社会保険料控除)65歳〜年金でなし全員(とりあえずやる)
iDeCo5,000〜68,000円◎(全額所得控除)60歳まで不可自分で投信を選ぶ節税重視・運用許容できる人
国民年金基金最大68,000円◎(全額所得控除)65歳〜年金でなし(運用利率固定)運用したくない・安定派
小規模企業共済1,000〜70,000円◎(全額所得控除)廃業・退職時などなし(利率固定)廃業リスクへの備え

注意点:iDeCoと国民年金基金は月68,000円の枠を共有しています。両方やる場合は合計68,000円が上限。小規模企業共済はこの枠の外なので、フルで節税したい人は「iDeCo or 基金」+「小規模企業共済」の組み合わせが鉄板です。

① 付加年金|月400円で全員やるべき制度

付加年金は、フリーランスなら全員迷わずやるべき制度です。国民年金に月400円上乗せするだけで、将来「200円×納付月数」が一生もらえる仕組み。10年(120ヶ月)納付すれば年24,000円が一生入る計算で、2年で元が取れます。

  • 申し込み:市区町村役場の年金窓口で「付加保険料納付申出書」を提出するだけ(5分)
  • 解約:いつでも辞退できる
  • 注意:iDeCoと国民年金基金には影響しないが、「国民年金基金に加入中の人は付加年金に加入できない」というルールあり

私は独立後の最初の市役所手続き(国民健康保険切替)と同時に申し込みました。窓口で「付加年金もお願いします」と言うだけ。本当に申し込まないと損するレベルの制度です。

② iDeCo|節税効果と運用益狙いの王道

iDeCoはフリーランスにとって「節税+資産運用」の二刀流ができる王道です。掛金は全額が所得控除になり、運用益も非課税。フリーランスの上限は月68,000円(年816,000円)で、所得税率20%・住民税10%の人なら年24万円の節税になります。

iDeCoのメリット

  • 掛金が全額所得控除(節税効果はそのまま手取りアップ)
  • 運用益も非課税(通常は20.315%課税)
  • 受け取り時も控除あり(一時金なら退職所得控除・年金なら公的年金等控除)

iDeCoのデメリット

  • 60歳まで原則引き出せない(流動性ゼロ)
  • 口座管理手数料が月171円〜(金融機関による)
  • 運用商品を自分で選ぶ必要あり(投信の知識が必要)

金融機関選びは「楽天証券」「SBI証券」「マネックス証券」が手数料最安(月171円のみ)で投信ラインナップも豊富。私はSBI証券のオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)に月50,000円積み立てています。投信を選ぶ自信がない人は、後述の国民年金基金が代替候補です。

③ 国民年金基金|iDeCoの代替(運用したくない人向け)

「運用は怖い、でも節税は欲しい」人向けの制度です。iDeCoと同じ全額所得控除ですが、運用は自分で選ばず、利率は加入時に確定。65歳から終身で年金として受け取れます。「投信の知識ゼロでも安心」が最大のメリット。

  • 掛金上限:月68,000円(iDeCoとの合計枠を共有)
  • 利率:2026年5月時点で予定利率1.5%(加入時のまま固定)
  • 解約:原則できない(インフレリスクに弱い)

正直、現在の金利環境ではiDeCoの方が長期リターンは大きい可能性が高いです。ただ「市場の変動に振り回されたくない」「老後の受給額が見えていないと不安」という人には基金の方が向いています。私の周りの50代フリーランスは基金派が多い印象。

④ 小規模企業共済|廃業時の「退職金」も準備できる

厳密には年金ではないですが、フリーランスの老後資金として超優秀。月1,000〜70,000円を積み立て、廃業・退職・65歳到達などで共済金が受け取れます。掛金は全額所得控除でiDeCoの枠とは別。年84万円の節税枠を上乗せできるイメージです。

  • 節税効果:iDeCoと同等。年84万円まで所得控除を上乗せ
  • 低金利貸付:掛金の範囲内で事業資金の貸付も受けられる(資金繰り対策にも)
  • 注意:20年未満で任意解約すると元本割れ。途中で減額・休止は可能なので、月1,000円から始めて様子を見るのが堅実

節税額は確定申告で反映する

iDeCo・付加年金・小規模企業共済の節税は、確定申告で「社会保険料控除」「小規模企業共済等掛金控除」に記入して初めて反映されます。freee や マネーフォワード なら掛金証明書の入力欄が用意されているので、紙の証明書を見ながら数字を入れるだけです。

タイプ別の組み合わせ早見表

自分の状況に合わせて4制度をどう組み合わせるかが本題です。代表的な4タイプに分けて早見表にしました。

タイプ 付加 iDeCo 基金 共済 月合計
独立1〜2年目(手取り少)○5,000円−1,000円約6,400円
節税MAX狙い(所得高)○68,000円−70,000円約138,400円
運用したくない安定派−−68,000円30,000円98,000円
廃業リスク重視○23,000円−70,000円約93,400円

独立1〜2年目は無理せず、まず付加年金とiDeCoの最低額(月5,000円)と小規模企業共済の最低額(月1,000円)から始めるのが現実的です。掛金は途中で増減できるので、所得が伸びてから掛金を上げていけば問題ありません。

始め方の3ステップ(独立直後の最短ルート)

独立した月のうちに3つだけやれば、年金まわりはほぼ終わります。市役所と金融機関で完結する流れです。

  1. 市区町村役場で「国民年金切替」と同時に「付加年金」を申し込む(5分・月400円)
  2. SBI証券か楽天証券でiDeCo口座を開設(オンライン申込→書類郵送で約1〜2ヶ月)
  3. 商工会議所や中小機構窓口で小規模企業共済を申し込む(書類郵送・口座振替設定で完了)

iDeCoは申込から開設まで1〜2ヶ月かかるので、独立直後にすぐ動くのがコツ。書類が届いた頃には初年度の所得控除を満額使える計算になります。

節税分を確定申告で取り戻すならfreeeが一番ラク

iDeCo・付加年金・小規模企業共済の控除証明書は秋〜冬に郵送で届きます。freeeなら証明書の数字を入力するだけで、自動で青色申告決算書と確定申告書に反映。私は独立初年度、freeeに切り替えて確定申告の所要時間が半分以下になりました。

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フリーランスの年金 よくある質問

Q1. iDeCoと国民年金基金、どちらが得ですか?

長期的なリターンを狙うならiDeCo、安定を重視するなら基金です。iDeCoは運用次第ですが、全世界株式インデックスを長期で持てば年3〜5%のリターンが期待できます。基金は予定利率1.5%固定で運用リスクなし。30〜40代はiDeCo、50代は基金という選び方も合理的です。

Q2. 付加年金とiDeCo・基金は併用できますか?

iDeCoとは併用できます。国民年金基金とは併用できません(どちらか選択)。付加年金は月400円なので、特別な理由がなければiDeCo+付加年金の組み合わせがおすすめです。

Q3. 小規模企業共済は20年未満で辞めると損ですか?

任意解約の場合は20年未満で元本割れします。ただし「廃業」「会社解散」「役員退任」など事業を辞めた場合の請求は20年未満でも全額戻ります。フリーランスはいつ廃業するかわからないので、最初は月1,000円から始めて様子を見るのが堅実です。

Q4. 国民年金の未納期間がある場合、付加年金は使えますか?

未納期間中は付加年金も加入できません。まず国民年金の未納分を追納するか、免除申請を済ませてから付加年金を申し込みます。免除期間中は付加年金は対象外。年金は積み上げ式なので、過去の未納はなるべく早く解決するのが得策です。

Q5. iDeCoの月額は途中で変更できますか?

年1回まで掛金額を変更できます。所得が増えれば上限68,000円まで増やせますし、減らすことも可能。「掛金停止」も手続きすればできます。最初は無理せず月5,000〜10,000円で始めて、所得に合わせて調整するのが現実的です。

まとめ|まずは「付加年金+iDeCo月5,000円」から

  • 付加年金は全員やる。月400円・市役所5分・2年で元が取れる
  • iDeCoは月5,000円から始める。所得が伸びたら徐々に増額・最大68,000円
  • 運用したくない人は国民年金基金で代替(iDeCoとの枠は共有)
  • 小規模企業共済は別枠で年84万円の節税。月1,000円から始めて様子見
  • 節税は確定申告で反映。freee や マネーフォワード で証明書を入力

フリーランスの年金は会社員と違って「自動で積み上がる」ものがゼロです。逆に言えば、自分で設計すれば会社員より節税効果が大きい仕組みでもあります。独立1ヶ月以内に動けば初年度から控除が効くので、ぜひ動いてみてください。

この記事を書いた人

向井 純一(個人事業ナビ管理人)

2025年9月に会社員を退職してフリーランスとして独立。FP3級・元エンジニア・営業/起業/経営/人材業界15年以上のキャリアを経てWeb・AI領域で活動中。NISA歴5年以上、iDeCo・小規模企業共済も実践中。実体験ベースの会計ソフト・エージェント・バーチャルオフィスのレビューを発信。

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向井純一のアバター 向井純一

フリーランスエンジニア。不動産営業・起業・人材業界を経て、2020年にエンジニアへ転身。プログラミングスクール卒業→Web制作会社→独立という実体験をもとに、フリーランスが本当に必要なサービス・ツールを本音でレビューしています。

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