「freeeの無料プランで確定申告までできるんじゃないの?」と思って登録した人ほど、申告直前で固まります。結論、2024年1月以降、freeeの無料(未契約)状態では確定申告書類を作れません。申告するなら有料プランが必須です。8年freeeを使ってきた私が、無料でできる範囲と必要なプラン、無料で済ませたい人の代替策まで正直に整理します。
この記事の結論(TL;DR)
- freeeの無料(未契約)プランでは確定申告書類は作れない(2024年1月の仕様変更以降)
- 取引の新規登録・銀行口座の自動取込も止まるため、継続的な記帳もできない
- 確定申告するならスタータープラン(年払いで年額11,760円・税抜)以上が必要
- まずは30日間の無料お試しで有料機能を使い、申告できそうか確かめてから判断するのが安全
- どうしても無料で済ませたいなら「やよいの青色申告オンライン(初年度無料)」や国税庁の作成コーナーが選択肢
freeeの無料プランで確定申告はできる?
できません。2024年1月の仕様変更で、未契約(無料)状態では確定申告書類の作成・出力ができなくなりました。以前は申告内容の入力まではできましたが、今はその機能自体が使えません。freeeで申告書を作って税務署に出す、という流れは有料プランが前提です。
「無料プラン」という独立したプランがあるわけではなく、正確には「有料プランを契約していない状態(=お試し後の未契約状態)」を指します。ここを誤解したまま記帳を進めると、いざ申告というタイミングで先に進めず慌てることになるんですよね。
無料(未契約)状態でできること・できないこと
未契約状態は「過去に入力したデータの閲覧すらほぼできない」レベルまで制限されています。ざっくり整理すると次の通りです。
| 項目 | 無料(未契約) | 有料プラン |
|---|---|---|
| 確定申告書類の作成・出力 | × | ○ |
| 取引の新規登録・編集 | × | ○ |
| 銀行口座・カードの自動取込 | × | ○ |
| レシート・書類画像のアップロード | × | ○ |
| 過去データの閲覧 | ほぼ不可 | ○ |
つまり「無料でとりあえず帳簿だけ付けておく」という使い方も、今は実質できないと思っておいたほうがいいです。
確定申告するには有料プランが必要|個人事業主の料金
個人事業主向けは3プラン。基本的な帳簿づけと確定申告だけなら一番安いスターターで足ります。年払いにすると月払いより約20%安くなります。
| プラン | 料金(税抜) | 向いている人 |
|---|---|---|
| スターター | 年払い 年額11,760円(月換算980円) | 帳簿づけ+確定申告ができれば十分な人 |
| スタンダード | 上位プラン(最も人気) | 消費税申告・優先サポートが必要な人 |
| プレミアム | 最上位プラン | 電話サポートや高度な機能が必要な人 |
※スタンダード・プレミアムの正確な金額は改定があるためfreee公式の料金ページで確認してください。インボイス登録で課税事業者になった人は、消費税申告に対応するスタンダード以上が必要になる点に注意です。
「有料プランで本当に申告まで終わるか」を先に確かめたいなら
freeeには30日間の無料お試しがあり、期間中は有料プランの機能をそのまま使えます。質問に答えるだけで申告書ができる「確定申告ステップ」を、お金を払う前に体験して判断できます。合わなければ解約すればOKです。
無料で確定申告したい人の選択肢は?
「どうしても初期費用ゼロで終わらせたい」という人もいますよね。正直に選択肢を挙げます。
- やよいの青色申告オンライン(セルフプラン):初年度0円キャンペーンで、1年目は完全無料で申告まで使えます(2年目以降は有料)。とにかく1年目を無料で乗り切りたいならこちら。
- 国税庁の確定申告書等作成コーナー:所得が少なく、取引がシンプルで自分で帳簿が付けられる人なら、会計ソフトなしで手入力する手もあります。ただし複式簿記の青色申告65万円控除を狙うなら現実的ではありません。
私の感覚では、事業を続けるなら有料の会計ソフトを入れたほうが結局ラクです。自動取込で記帳の手間が桁違いに減るので、年1万円ちょっとは「時間を買う費用」と割り切っています。会計ソフトごとの違いは会計ソフト比較(freee・マネーフォワード・やよい)でまとめています。
私がfreee有料プランを使い続けている理由
私は独立前の副業時代からfreeeを使っていて、かれこれ8年になります。最初は「無料で十分でしょ」と思っていたんですが、結局スターター→スタンダードに上げました。理由はシンプルで、銀行・カードの自動取込と「質問に答えるだけ」の申告ステップが強すぎるからなんですよね。
もちろん不満もあります。簿記の知識がある人には独特のUIが回りくどく感じる場面があり、その正直なところはfreeeが使いにくい理由5つに書きました。それでも、確定申告のたびに丸2日溶かしていた会社員時代を思うと、有料プランの費用対効果は十分に合っています。
よくある質問
Q. freeeの無料プランで確定申告書類は作れますか?
A. いいえ。2024年1月以降、未契約(無料)状態では確定申告書類の作成・出力ができません。申告するには有料プランの契約が必要です。
Q. freeeを無料で試す方法はありますか?
A. 30日間の無料お試しがあり、期間中は有料プランの機能をそのまま使えます。申告できそうかを払う前に確かめられます。
Q. 個人事業主向けで一番安いプランは?
A. スタータープラン(年払いで年額11,760円・税抜)です。基本的な帳簿づけと確定申告だけならこれで足ります。
Q. 消費税の確定申告もfreeeでできますか?
A. 課税事業者はスタンダードプラン以上が必要です。インボイス登録で課税事業者になった人は特に注意してください。
Q. 無料で確定申告したい場合はどうすればいい?
A. やよいの青色申告オンライン(セルフプラン)が初年度無料です。取引がシンプルなら国税庁の作成コーナーで手入力する方法もあります。
まずは無料お試しから始めて、自分に合うか判断する
freeeは確定申告には有料プランが必要ですが、申告前のステップは30日間の無料お試しで体験できます。「自分でも申告できそうか」を実際に触って確かめてから、契約するか決めれば失敗しません。
